むち打ち症とは、主に自動車事故で衝撃を受けた際に起こる、首がむちのようにしなることによって生じるさまざまな症状を指します。
これにより、痛み（首、肩、腕、頭痛など）、コリ（首、肩、背中、腰など）、麻痺（手足のしびれ、握力低下など）、目の症状（かすみ、めまい、眼精疲労など）、その他の症状（首が動かない、だるいなど）が現れます。
また、むち打ちの特徴として、事故当日は異常を感じなくても、数日経ってから症状が現れることがあります。
さらに、数か月経ってから症状が出る場合もあり、むち打ちが原因かどうか判断が難しい例も少なくありません。

首の周りには骨だけでなく、筋肉や靭帯、血管、神経などが多く走っています。
そのため、骨が折れていなくてもこれらの組織が損傷されると、さまざまな症状が現れるのです。
例えば、背骨周辺の神経は腕や肩に伸びているため、手指のしびれや感覚の低下が起こることもあります。また、衝撃によって首の骨の位置が歪むと、全身に不調が現れることもあります。
自律神経は背骨を通っているため、自律神経失調症が引き起こされる危険性もあるのです。

医療機関でレントゲンやMRI検査をしても、骨以外の異常はなかなかわかりません。
そのため、症状を訴えても痛み止めや湿布薬しか処方されないことがほとんどです。また、本人も異常がないと診断されると「自然に治るだろう」と考えてしまい、治療を軽視する傾向があります。
しかし、むち打ちを放置すると治療しても後遺症が残るリスクがあるため、当院では積極的な治療を行っています。
また、むち打ちは早めの治療が重要であり、それによって保険が適用される可能性が高まります。初期の段階で骨の矯正や固定など適切な施術を行えば、後遺症がほとんど出ないことがあります。被害者は治療費の他に通院費や慰謝料などを請求する権利があります。
しかし、事故後に時間が経ってから治療を始めた場合、保険会社がむち打ちによるものと認めない場合があるのです。
当院では弁護士と提携し、保険の手続きもサポートしていますので、安心して治療を受けることができます。
事故に遭ったら、交通事故治療に精通した経験豊富なスタッフが在籍する当院に、一度ご相談ください。